第4章  星占いの読み方 (初級編ー3)

☆ ハウス(後半)

 

それぞれのお部屋をご紹介して参りたいお思いますが

まずは各ハウスの流れをご覧ください。

春夏秋冬、四季折々の流れを知るように、1ハウスから2ハウスへ、

2ハウスから3ハウスへと移行するハウスの繋がりを感じてみてください。

 

1ハウスで 自我に目覚め外の関わりを認識します。
2ハウスで 外から身を守るために資産(お金など)を所有するようになります。
3ハウスで 情報を交換し、知性を高めます。
4ハウスで 基盤を作り、より安定した生活を得ようとします。
5ハウスで 人生の喜びを表現し、個性を発揮します。
6ハウスで 表現した自分を見つめ直し、自分の役割について考えます。
7ハウスで 他人を意識し、パートナーシップを大切にします。
8ハウスで 他人との深い結びつきや絆を深めていきます。
9ハウスで 未知なる世界への探求と新たな心の旅立ちに出かけます。
10ハウスで 目標をかかげ、社会における地位を確立し業績を残していきます。
11ハウスで 友達の輪を広げ、理想世界を仲間と一緒に実現していきます。
12ハウスで 気づきや悟りを得て、過去の清算をし新たな旅立ちへの準備をしていきます。

どうでしたでしょうか。

ハウスの意味をたどっていくとまるで人生の縮図を見ているようですね。

人は自我に目覚め、次に財産を守るようになります。

人と関わりあい知性を高めつつ、人生の基盤を作っていきます。

生きている喜びを表現し楽しみ、楽しんでばかりもいられないと反省し、自分の役割を果たしていきます。

人と協力し合い、絆を深め、さらなる意識的拡大と共に成長していきます。

社会においての役割と人生で何を残すか、その使命を達成させながら、同じ夢や願望を持つ仲間と共に

理想とする世界を築き上げていきます。そしてこれまでの全ての出来事を溶かしこみ、まるで何も

なかったかのように、あらゆる事柄がベールに包まれ意識の下に沈んでいくのです。

そしてまた新たな旅の準備を始めるのです。

 

さて、そんな旅の準備は整いましたでしょうか。

それではそれぞれのお部屋を訪れてみましょう。

 

 

第1ハウス (自分自身のお部屋)

「表の顔」と「自我」

人はみな表の顔を持っています。
ありのままの姿を見せて、もてはやされるのは「アナと雪の女王」くらいであって
人は社会で生きる上で裸のままの自分をオープンにして生きてはいきません。

人は自分が周りからどう見られているのかを意識して生きています。
その自我の意識を司るのがこの「第1ハウス」です。

あなたの仮面はどんな顔をしてますか。
あなたのペルソナを知ることで、きっと自信を持って
外の世界、社会と関わっていくことが出来るでしょう。

自分が描いているイメージと他人から見たイメージは一緒ですか。
特に親しい間柄ではない人にどんなイメージを持たれているのでしょうか。

それはまた自分の本来の姿(生き方であれば太陽、素の自分であれば月)と
どう付き合っていくと上手く調整していけるのか。
人によってマチマチです。

表の顔で外のチャンネルと上手に合わせ、裏の顔で心許せる人たちとのコミュニケーションを図り
本来の顔で人生の目的を果たしていく。

周波数が合わないままラジオを聞こうとしても雑音ばかでイライラしてしまいます。
クリアな音の世界で人生を渡り歩いていきたいものです。♪ ♪

この第1ハウスに天体が多い人は、必然的に自我の強い性格となります。

 

 

第2ハウス (所有のお部屋)

「価値観」と「財産」

人には人の価値観があります。

ここのハウスを「お金」と思う人もおりますが、間違いではないですが
必ずしもお金とは限らないのです。

人にはお金よりも大事なものがあったりします。

人との関係性であったり、自分の存在価値を高めるために資格取得に励む人もいれば
精神的な充足感であったりと人さまざまです。

あたたは何に価値をおく人ですか。

いつもお金に無頓着で、TVの広告で計画的に使いましょうとチワワに見つめられても
うやむやにお金を使ってしまったり、人任せだったりって人はこのお部屋に海王星が入っていたりします。
この方にとって大切なことはお金そのものよりも、大切な人との思い出や、思い出の品物だったりします。
芸術のためや夢への投資に惜しみなくお金を使いますのでお金がなかなか貯まりません。

それがいいか、悪いかではなく、何がその人にとって大切なことなのか。
なのです。

あなたにとって何が大切ですか。
もしかしたらお金が貯まる理由も、貯まらない理由もホロスコープを見れば
一目瞭然わかるかもです。w

 

 

第3ハウス (意思疎通のお部屋)

「情報交換」と「知性」

人が生きていくためには「知性」が必要です。

文明が発達してきたのも人には知性が備わっていたからです。

字を読むのも書くのも、人に何かを伝えるのも、人から何かを聞き理解する力も
全て知性です。

知性を磨くためには学習が必要です。
よってこのハウスには「初等教育」という意味があります。(小学校、中学校)
ちなみに高等教育は反対側の第9ハウスになります。(大学、専門学校)

また学習した知性や情報をお互いに交換しあいますので、コミュニケーションのお部屋でもあります。
特にこのお部屋では身近な人たちとのコミュニケーションを扱いますので、隣人や兄弟、さらに
身近な旅行もこのハウスのキーワードとなります。
ちなみに遠くの旅行、海外旅行などは反対側の9ハウスで扱います。

 

 

第4ハウス (家庭のお部屋)

「基盤」と「家族」

ホロスコープの真下、底辺に位置するこのハウスはまさに人生の「基盤」を
意味します。

自分を支える大切な場所、身内や家族、両親、故郷、住まい、不動産、そして
自分のルーツから先祖もこの4ハウスが司るキーワードになります。

人生の基盤がしっかりしていると、安定、安心そして安らぎが得られます。

あなたと両親、またはご家族との関係はどんな状況ですか。

厳しい両親、変り者の両親、それとも自由に伸び伸びとした家庭環境で育ったのでしようか。

 

 

第5ハウス (創造のお部屋)

「表現」と「恋愛」

人は何のために生まれてくるのかという問いに

あの世では味わうことのない「喜怒哀楽」だ。という宗教家がいます。

それの真意は置いといて、楽しみや喜びのない人生はつまんないよ!って誰もが感じ
思うのではないでしょうか。

生きてるって喜び、ドキドキワクワクのトキメキはより人生をドラマティックに色付け
していきます。まさに恋愛はこのドキドキとワクワクの連続です。
人生の喜怒哀楽を味わいたいなら恋愛をするのが一番ではないかとも思えます。

また、遊びを通して人は創造性を発揮します。レジャーや趣味、ギャンブルも
このハウスのキーワードです。

芸術は爆発だ!と明言を残した芸術家の岡本太郎さん
まさに芸術は、その人の持つ感性や生き様、個性を発揮する表現方法ですね。
絵画や音楽、そして創作料理など。
自分を表現する喜びは人生を豊かにしてくれます。

このお部屋、5ハウスの意味する創造の欲求とは、人生を無味乾燥としたものではなく
よりカラフルに輝かしく生きていきたいとうことです。

クリスマスに飾るクリスマスツリーにたくさんの明かりと色とりどりの飾り物が
飾られている方が、心もワクワクしてきます。

あなたの人生というツリーにもたくさんの飾り物を付けて、キラキラした人生を
送って頂きたいと思います。

 

 

第6ハウス (従属のお部屋)

「反省」と「健康」

人の魂は永遠と言われていますが、この世では肉体という制限をもって生まれてきます。

この肉体があることでまた魂を磨くことが出来ます。

肉体があることで、体のメンテンナンス つまり健康を意識します。

肉体があることで、その肉体を維持していくために水や食べ物を必要とします。

その水や食べ物を得るためには働かなくてはなりません。

また、働くということは努めている会社やお客様に対しての責任や、やらなければいけない

作業や義務が生じます。

またやったらやりっぱなしではミスも起きますし、成長もしていきません。

時には何故そうなってしまったのかを省みることも必要です。

社会に対して人はそれぞれの役割を担い、そして貢献していくことが求められています。

そこで、このハウスのテーマは肉体、健康、労働、作業、義務、役割、反省、奉仕 といった

意味があります。

 

 

第7ハウス (人間関係のお部屋)

「1対1の関係」「協力」

第7ハウスと言えば良く「結婚」のお部屋と言われていますが

それはこのお部屋が重要な1対1の対人関係を表しているからです。

結婚に限らず、協力し合い、補い合う関係性を示しています。

友達にしろ、恋人にしろ、同僚にしろ、誰かとパートナーシップを

築くことの大切さを学びます。

お友達にどんな人を選ぶのか、恋人とは、そして結婚相手にはどんな人が

現れる傾向にあるのかを読み解くカギが隠されています。

ひも解いて見るとあなたの未来の王子様の姿がきっと浮き出てきます。

 

 

第8ハウス (遺伝のお部屋)

「引き継がれる」「共有」

第2ハウスの個人的な財産に対して反対側の第8ハウスは

他人からの財産関与。つまり「遺産」のお部屋とも言われている理由がここにあります。

また他人の財産関与という意味では、結婚相手の財産関与、つまり夫のホロスコープであれば

8ハウスが妻の財産関与を示します。2ハウスで取り上げた例で言うと、海王星が2ハウスに

入っている夫の金銭感覚はずぼらで曖昧な出金を繰りかしている可能性があります。

対する8ハウスが乙女座になっていて守護星が水星となると、奥さんが頭を使い計画的に

しっかり管理していく絵が浮かんできます。

引き継がれるというところから「後継者」もここのハウスで扱います。

単に子供を見る場合は5ハウスです。

深い結びつきや共有・共感、一つとなって溶け合うと言った意味から「SEX」もこのハウスです。

 

 

第9ハウス (精神のお部屋)

「精神性の向上」「探求」

8ハウスで共に愛を語りあいベッドで一つに解け合ったカップルも、いつまでも溶け合い続けることは

出来ません。互いにそれぞれの人生を歩み続けるために未知なる世界に向けて出発します。

人類の歴史がそうであったように、人は常に進化し続ける生き物ですし、またそうあるべきです。

あらゆる経験と絶ゆまない探求心は意識を拡大させ、精神性を向上させていきます。

いつも同じ発想と行動ではなかなか成長していかないものです。

思考の幅を広げる学問として代表的な哲学や未知なる世界を見て回る旅もこのお部屋で扱います。

反対に位置する3ハウスでは基礎的な学問「初等教育」を表し、旅においては「近くの旅行」を

扱いますが、この9ハウスでは専門的な学問「高等教育」を表し、旅においては「遠くの旅行」を

表します。9ハウス=海外旅行と書かれた書物が多いですが、頻繁に行く場所であったり、日帰りで

帰ってこれるような外国であると3ハウスで扱います。また国内でも行ったことのない未知なる場所や

とても1日で戻ってこれない場所であれば9ハウスで扱います。

 

 

第10ハウス (業績のお部屋)

「目標」「社会的地位」

第10ハウスはホロスコープの天頂部分に位置しています。

天体が最も空高く輝く到達点であるこのハウスは、古くから職業を占うハウスとして

重要視されてきました。6ハウスの義務として行う仕事は作業的な行為として見るのに

対して、10ハウスの仕事は、目指す頂点、夢や目標であり社会的な地位を表します。

広くとらえると、その人の生まれてきたミッション(使命)を表し、社会に貢献出来る

天職は何なのか。そこに傾ける情熱と生涯をかけて残す業績を扱います。

あなたの生涯をかけて生みだしていく天職は何ですか。

持って生れた才能や使命を知って夢と目標に向かっていく人生に迷いがありません。

何をなして日々命を削っていくのかを探してみませんか。

 

 

第11ハウス (願望のお部屋)

「理想」「ネットワーク」

人はみな未来に夢を抱き自身の願望を実現したいと思っています。

このお部屋は、そんな理想を一人で追いかけるのではなく、多くの仲間や友達と

叶えていく場所です。たった一人では成し遂げられないことでも、グループや

ネットワークを通して行っていけば何倍にも広がり大きな願望を手にする事が出来るものです。

11ハウスは反対に位置する5ハウスが生みだす創造性、歌や踊り、芸術などの才能や個性を

より広い世界に向けて発揮する機会を与えてくれる場所でもあります。

あなたの夢は何ですか。

それを多くの仲間と共に実現してみませんか。

 

 

 

第12ハウス (秘密のお部屋)

「潜在意識」「隠れた事柄」

物事には始まりがあって、終わりがあります。

ハウスも1ハウスの自我の目覚めから始まり、12ハウスで終わりを告げます。

全てがなかったかのように溶解し、その真実は闇の中へと消え去ります。

新しい夜明け前の仕込みでもあり、見たくないもの、見せたくないものを全て

廃棄したり隠しておきたいお部屋です。

そんな意味合いから12ハウスの事柄として、物置、納戸、ゴミ置き場、トイレ、

地下室、刑務所、病院などがあげられます。

あなたの心の奥深くにしまいこんだ誰にも見せたくない事柄は、潜在意識の中で

息をひそめ、地中深く眠りながらも赤々と熱くそしてドロドロに解けたマグマなのかも

しれません。あなたも周りも気がついていないかもしれませんが、見えないだけで

ドロドロと解けたマグマは存在しているのです。

静かに潜むその声なきメッセージは、確実にあなたの心の見えない力となって

運命を左右しているのです。そう あなたは気づいてないでしょうが。。。

あなたは内なる見えない暗示にかけらてれいませんか。